緑内障
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緑内障とは眼圧があがることによって、視神経を圧迫して視覚障害になり最終的には失明をする病気です。また、失明するだけではなく高眼圧は大変苦痛をともないます。目が痛いだけではなく頭の中心部をハンマーで殴られるくらいの苦痛です。
治療は高眼圧から視覚を救うこと、動物の苦痛を取り除くことが最大の目的となります。
●原因
原発性緑内障‥柴犬、プードル、ビーグル、バセット・ハウンド、コッカースパニエル、シーズー、チワワ
続発性緑内障‥角膜潰瘍、白内障、水晶体脱臼、腫瘍などでぶどう膜炎になり、緑内障を発症。
●診断‥眼圧測定、視覚の有無、眼底検査、続発性緑内障との鑑別。
●治療
緊急入院により頻回点眼、内服、静脈内点滴。
重症の場合は外科療法。(半導体レーザーによる毛様体光凝固)
シリコン硝子体内挿入術、眼球摘出術。
シャント術。(インプラントにより眼房水を排出させる。)
●半導体レーザー手術について
レーザー手術により眼房水産生を抑制して眼圧を正常化する。
1年目成功率50~60%。
複数回手術が必要な場合もあります。
当院では眼科専用のレーザーを使用しています。
このレーザーは網膜剥離や眼球内黒色腫の治療も可能です。
●シリコン硝子体内挿入術
視覚がなく、点眼、内服、レーザー手術で改善がない場合
眼球温存が目的
苦痛を取り除き、QOLの向上
眼球が小さくなる前に実施
角膜が白濁することがあります。
術後は点眼の必要はありませんが、合併症ある場合は必要。
●眼球摘出術
視覚がなく、点眼、内服、レーザー手術で改善がない場合
点眼が不可能な場合
術後はメンテナンスフリー